FXのチャートを見る上で最も基本になるのがローソク足です。
値動きの“形”を視覚的に表すもので、世界中のトレーダーが使っています。
ここを避けては通れません。しっかり理解し、繰り返し練習して「体に染み込ませる」ことが大切です。
1. ローソク足とは?
ローソク足は1本で「始値・終値・高値・安値」を表しています。
ローソク足の基本:左が陽線、右が陰線
- 始値 … ローソク足が始まった価格
- 終値 … ローソク足が終わった価格
- 高値 … その時間帯で一番高い価格
- 安値 … その時間帯で一番低い価格
この4つを組み合わせて、ローソク足の「胴体」と「ヒゲ」が描かれます。
2. 陽線と陰線
ローソク足には2種類あります。
- 陽線(通常は赤や白で表示)… 終値が始値より高い → 上昇を示す
- 陰線(通常は青や黒で表示)… 終値が始値より低い → 下落を示す
まずはこの違いを瞬時に判断できるようにしましょう。
3. 形に意味がある
ローソク足の形は市場の心理を表しています。
例えば、
- 長い下ヒゲ → 一度下がったが、買いが強く入って押し戻した
- 長い上ヒゲ → 上がったが、売りに押されて下がった
- 小さな胴体 → 売り買いが拮抗している状態
といった具合に、形から「次の展開」をイメージできるようになります。
4. 練習と習慣化が成功のカギ
最初は「ローソク足がどう動いたか」をノートに書き写すだけでも構いません。
同じパターンを繰り返し練習し、毎日の習慣にすることで感覚が自然と身についていきます。
これはスポーツや楽器の練習と同じで、頭で理解するだけでは身につきません。
5. 今泣くか、後で笑うか
ローソク足の練習は地味で退屈に感じるかもしれません。
しかしここをおろそかにすると、後で大きな損失につながります。
逆に、今しっかり基礎を固めておけば、後で笑えるようになります。
「今泣くか、後で笑うかの違い」は、まさにここにあります。
まとめ
ローソク足は単なる線や四角ではなく、トレーダーの心理と市場の流れを映す「言葉」です。
まずは基本の形を理解し、毎日少しずつでも練習を続けましょう。
次回は「チャートの時間軸の違い」について解説していきます。


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