FX入門

FX入門シリーズ:チャートの時間足

FX入門

FX入門|チャートの時間足(1分足・5分足・1時間足など)を正しく理解しよう

FXのチャートを見ると、画面の上部に「1分」「5分」「1時間」「日足」などと表示されています。
これが「時間足(じかんあし)」です。
初心者が混乱しやすい部分ですが、時間足を正しく使い分けることが、勝ちトレードへの第一歩になります。


🕐 時間足とは?

時間足とは、1本のローソク足がどの時間の値動きを表しているかを示すものです。

  • 1分足 → 1本が1分間の値動き
  • 5分足 → 1本が5分間の値動き
  • 15分足 → 1本が15分間の値動き
  • 1時間足 → 1本が1時間の値動き
  • 4時間足 → 1本が4時間の値動き
  • 日足 → 1本が1日の値動き

つまり、同じチャートでも「どの時間で見るか」によってまったく違う姿に見えます。
短期トレードと中長期トレードで時間足の見方を変えるのが基本です。


📊 時間足によるトレードスタイルの違い

時間足 スタイル 特徴
1分足・5分足 スキャルピング 短時間で小さく利益を積み重ねる。瞬時の判断が重要。
15分足・1時間足 デイトレード 1日の中で売買を完結。安定したエントリーポイントを狙いやすい。
4時間足・日足 スイングトレード 数日〜数週間で流れを掴む。トレンド重視。

まずは、自分のライフスタイルに合った時間足を選ぶのがコツです。


🔍 3つの時間足を組み合わせて見る「マルチタイムフレーム分析」

プロや上級トレーダーは、ひとつの時間足だけを見ていません。
上位足・中位足・下位足を組み合わせて分析します。

例えば:

  • 上位足(4時間足や日足)で「大きな流れ(トレンド)」を確認
  • 中位足(1時間足)で「方向性と押し目」を確認
  • 下位足(5分足)で「エントリータイミング」を決定

これが「マルチタイムフレーム分析」です。
上位足で方向を合わせることで、逆張りミスを減らし、成功率を高めることができます。


💡 時間足を選ぶときのポイント

  • エントリー前に必ず上位足(日足・4時間足)を確認
  • 相場の方向が不明なときは、5分足ではなく1時間足を見る
  • 経済指標前後は、短期足よりも中期足で判断する

短い時間足ほどノイズが多く、感情的になりやすいです。
まずは「1時間足」を基準にして、慣れてから短期足へステップアップすると良いでしょう。


📘 まとめ|時間足を理解するとチャートが“読める”ようになる

時間足を変えるだけで、チャートの見え方も戦略も変わります。
小さな波を見るのか、大きな潮流を見るのか――。
それを切り替える意識を持つだけで、トレードの精度が一気に上がります。

あなたも今日から、時間足の違いを意識しながらチャートを眺めてみてください。
きっと今まで見えなかった“流れ”が見えてくるはずです。


ご自身のペースで練習を重ねて、焦らずにチャートを読む力をつけていきましょう。
FXは継続が最大の武器です。


コメント